Guilty or Not guilty 言いたい事は山盛りです
ほんまはカッコええのに今ひとつキメきれない謙也さんと過去に色々あって根暗なツンデレ光でお送りしましたGuilty or Not guilty。
全25話+αお付き合い頂きありがとうございました!!
とりあえず
光「二人の出発点っスわー」
の、海遊館。
と、最終話で二人の乗ってた
観覧車。
こんな感じになってます的なイメージ図っスわー。
謙也やないけど「ノリで」始めた連載でしたが完結できてホッとしてます。
途中何度か連載止めようかと思ったのですが、拍手やメッセージに支えられここまでこれました。
ありがとうございました。
四天メンバーフル稼働で書くつもりしてたんですが、ほぼ出歯亀隊(白石、小春、ユウジ)だけが大活躍で、それがちょっと心残り。
特に白石は殊勲賞ですね。頼りになる部長ですわ、ほんとに。
千歳なんて話の深部にいるくせにちっとも出てこねえってのに。
光は家庭に色々あって腹の中に沢山の葛藤があって、でもその苦しみは誰に理解されるものでもない。
それに真っ先に気付いて手を差し延べたのが千歳でした。
でも千歳の優しさは光を弱くするだけの優しさで、結局は別れる事になった。
そして二重に傷付いて、頑な光に手を差し延べたのが謙也。
謙也はヘタレなので肝心な部分で光任せにします。
そこが千歳との大きな違い。
でも光はそれによって一人で闘えるだけの強さが身についた。
作中光も言うてますが、謙也はどうしようって悩みながら光を見守る事を選びます。
千歳はそれが出来ず、つい手出ししてしまってたんです。
その辺は詳しく書いてないんですが、それの結果は光の弱さとして出てしまってます。
千歳に寄っかかってないと何もできない子になっちゃってたんですよ。
光も自分で言うてますが。弱いまんまやったと。
で、そんな弱い光を千歳はどうにかして守ろうとしてくれるし、けどそんな迷惑かけれませんわーって光は思ってるし。
結局そんな状態で上手くいくわけなくて、別れてしまった。
そんな感じです。
それで抜け殻状態になってしまった光に次に手を差し延べたのが謙也。
謙也は優しくて優しすぎるし、逐一ツボ突いた優しさだけど、一番大事な場面では光に決定権を与えます。
基本ヘタレなので。
けど光はそんな駄目謙也を見る度「自分で何とかせねば」と思ってたんですわ。
それでも謙也の凄いところはビビりながらも光をほったらかしにはせず、ちゃんと最後まで見届けます。
一人には絶対しません。
めっちゃ不器用やけど、謙也なりに一生懸命光を守ってます。
けど光にはそんな『はんぶんこ』が丁度よかったんです。
頼りっきりだと千歳の時の二の舞で終わりですが、一歩先に進める結果があった。
ま、なるようになったって事っスわー
運命ですね。運ばれた命から生まれたラヴですね。
タイトルのGuilty or Not guilty(有罪か無罪か)、に関しては…色んな意味を込めて付けました。
千歳のした事は最後まで面倒見切れないのにノラ猫にエサをやって、
中途半端に可愛がるというような行為に思えてしまったんですね、謙也には。
離れていくぐらいなら最初っから手ぇ出すなや、と。
けど光の話を聞いたり千歳の話を聞いたりして、結局誰も悪くないんだ、タイミングの問題だったのかって事に気付いたんです。
光は確かに一人で周りをシャットダウンして強く生きていけたかもしれんけど、千歳の存在があったから一人やない温かさや優しさに触れれて、
誰かと一緒にいる楽しさを知る事ができたんやから、千歳のした事は決して罪ではなかったんだと。
そんで心配すんな、あとは俺に任せとけや、みたいな。
まあ書いてしまうと興ざめかもしれないですが、そんな感じです。
毎度話を書く時には俺的テーマソング、みたいなのを決めて書くんですが。
これは昔っからやってて、ドラマの主題歌的なものなのです。
今回はPierrotのTHE LAST CRY IN HADES(NOT GUILTY)と、THE FIRST CRY IN HADES(GUILTY)です。
光にとって、生まれてきた事は後悔でしかなくて、暗い未来しか見えてなかった。
それでも皆に出会って、どれだけ辛くても明日はきてしまうという現実を少しずつ受け入れれるようになって、
最終的には謙也の存在がある事で自分自身も認められるまでになったって感じですかね。
特にTHE LAST〜の方はほんまに光の心情にどストライクなので歌詞検索等々してみてくださいな。
実はまだまだ回収しきれてないフラグがあるのですが、一先ずこのお話はここで一区切りです。
もしかしたらスピンオフなども書くかもしれませんが。
まあ気まぐれなんで気長にお待ち下さい。
それでは、今までお付き合い頂き、本当に本当に、ありがとうございました!!