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○容態急変〜体調不良地獄

2月11日(日)…悪展開

昼頃から急に頭がズキズキと痛み始め、気分が優れない。
元々頭痛持ちでないので、なかなか辛い。
で、調子の悪い時に限ってやってくる従姉。
入院してすぐ来てくれた従姉が旦那と息子つれて見舞いにやってきた。
嬉しいけど今日はしんどいんだ…
昼間は割と元気にしていたんやが、夕方になるにつれてどんどん具合が悪くなってきて
起き上がれないほどに辛い。
頭が痛い、お腹が気持ち悪い、激しい動悸、体がだるい、力が抜けるような感覚。
飯なんてとてもじゃないが食える状態でなく、そのままボーっとしてた。
眠りたいのに眠れない。いっそ気を失ってしまいたい…
9時頃、具合どぉー?とナースがやってきたが、受け答えするのもやっと状態。
そっから当直の医師もやってきてひと騒動。
意識は朦朧としてるんやが思考回路はハッキリしてて、
腹の中で色々ツッコミ入れまくり。

まぁ流石に声に出す元気はないけど。
意識の確認に名前は?生年月日は?何歳?今日何月何日?ここどこか解る?等。
この質問攻め前にも受けたな……事故った後、救急隊員と救急センターのナースに。
ふわふわと瞬き繰り返してたら眠い?って聞かれたんやけどー…眠くないのよ全然。
いっそ眠って時間やり過ごしたいんやけど、眠れないんだよ。
でも起きてるの辛くて何か頭ふわふわなんよ。
せっかく下がったのにまた微熱状態。
血圧は千葉にしてみたら高いが、正常。
いや、だって普段60、90とかザラやのに上も下も100越えてるって高いよ。
看護師「血糖値測るねー」(プチ)……………(ピピッ、79)…
医師・看護師「「…………低いっちゃ低いけど……」」
声揃えて言わんでも(笑)
とりあえず点滴復活。
いやはや、昨日夜勤のナースが新人でなくて本当によかった…
点滴の針入れるのに手間取られてたら余計具合悪なりそうだ。
頭のCTと胸のレントゲン撮りに行くから、ちょっと起きて待っててね
とか言われても。もうこのまま気を失ってしまいたい…
担当医は出張中で連絡がつかないらしい。
横で何トカかーとか再燃かーとか頭抱えてオロオロする医師。
ちょっと落ち着けよ。
浅い息してるもんやから喉渇いてしゃーない。
「喉渇いたー…お茶飲む……」 ナースに言うたつもりが
「え?お茶?これかな?」何故か反応したのは医師。
すみませんお手数かけます…でもすぐむせてあまり飲めなかった。
血中の酸素濃度直接測るからと、言われてハァ?ってなった。直って何?と。
オキシメーターっていうの?洗濯ばさみみたいなやつで挟むのでなく、
血管に針刺して直に測るやつ。痛いのなんのってアンタ。
元気やったら暴れてた。
手首内側なんて、流石の千葉でも刺された事なかったよ…
丁度脈とか取るところ辺りに針刺してたよ。痛かった。
点滴や注射は末端に近付くほど痛いからな……
それからじーっと手首を握りっぱなしの医師。
「何でこの人ずっと手ぇ握ったまんまなんやろ」と激しく疑問系。
後からKに聞けば、動脈に針を刺すから15分は直接圧迫で止血せねばならんらしい。
なるほど納得。
それでも翌朝ベッドの周りは血の痕が点々と……怖ろしい。
CT呼ばれるまでの間、何か色々話したような気もするんやがあんま覚えてない。
仕事何してんの?とかそういう話やったような気がするが…ウーン…
この質問が一番会話のキッカケにしやすいらしく、色んなナースに聞かれた。
「仕事何してんの?」「デザイナー」「服の?」100%この流れになる。
服だけじゃないんだよ、デザインされてるのは。
暫くしたらCT呼ばれたらしく、ベッドごと移動。
くるりふらりふわりくらり、状態。
あー気持ち悪い……でも起きて座れないので仕方ない。
先にCT撮って、そのまま放射線科へ。
夜中の病院って怖いな…
病棟が夜でも割とにぎやかで怖くないから余計に…ひとっ気のない閑散とした外来って薄気味悪い。
介護の必要の多い科やからフットワーク軽い若いナースが多くて明るい雰囲気やし。
病院によっては全員婦長?みたいな年齢層やったりするからな…
技術的には不安やけど、年が近いから話し易いし精神的に楽だ。
患者さん夜中に叫んでたり。ナースに怒られてたり。
夜の病院は怖い、なんてのはただの幻想だな、と思ってた。
2時だろうが3時だろうが平気で便所に通える環境やし。
で、放射線技師さん、夜中にほんまスミマセン…て感じやった。
CTは東棟B地下1F。放射線科は西棟1F。
薄暗い病院内端から端に全力疾走。
わたくし如きの為に…
ぜーぜーはーはー言いながら、レントゲン撮りますね…ゼーハー…って、大丈夫か?
レントゲン上がるのを待ってる間、咳する俺見てナースが一言、「風邪やったりして」とポツリ。
咳は喘息のもんやが、おれさまもそう思うよ…と思ってた。
風邪じゃないのか?
とりあえず今のところは異常ないけど、後日念の為MRIの検査をするとか。
全く難儀な子だ……

2月12日(月)…死刑宣告orz


点滴再び…また飯食えないのでぶどう糖と、何の為だかステロイド。
ふわふわ意識が飛ぶのはなくなったものの、頭は腐り落ちそうな程痛い。
首切ってもぎ取ってくれってぐらいに。
体は気持ち悪いし、身のやり場に困るってぐらいしんどい。
ぐわ〜っと頭痛くなって、激しい動悸に見まわれて口から心臓が出そう。
そんな中、死刑宣告とも言うべく…念の為腰椎穿刺しようかって言われて…
どんな検査、って言われる前に激しく顔を歪めて嫌そうな顔。
「まあ、うん……痛い検査ですけど…ね」と申し訳なさそうな医師。
もうしなくていいんだとばっかり思ってたよ。
安心しきってたよ。
駄目だな油断せずいこうだよバッキャロー!
普通は診断下す際にする検査なんだが…千葉はしなかったのね。
だがらホッとしてたんだよ。
まぁ簡単に言うなら腰骨に針刺して脳髄液を採取する検査です。
あれだ、盲腸の時にする下半身麻酔。あんな感じ。
液体を入れるか出すかの違いで。
何だよ腰椎穿刺って!!((((゜д゜;))))
病弱一家、当然経験者がいます。父です。
針を刺すので一番痛い、との事。
ビビりまくりのチキン千葉はKにメールでヘルプを求めた。
千葉のち、はチキンのち!!!
痛いよな?と。痛いと思うよーけど我慢はできる痛みだ、たぶん
たぶん!!!Σ(´Д`lll)
動くと余計痛いからとにかく動かないように、との事。
上手い医師に当たれば一瞬で終わるらしいが…
神経内科の医師やったら慣れてるし大丈夫やって、って言われた。
しかし痛い、苦しい検査・治療はほんまに憂鬱。
過去の例を挙げるなら胃カメラ、目のレーザー治療等々。
The生き地獄。
何も知らずに受けるんならまだしも…中途半端に情報を得てるもんやから辛い。
終わってから「何だドチクショウ痛ぇじゃねえか!」のがマシだ。
まあけどこれも話のネタと諦めて頑張るよ…ハァ
とりあえず幸村ブチョーもやったんかなぁと妄想。
でも怖くて眠れない。
頭も痛いし腹も痛い。体の隅々の脈まで爆発しそうなぐらいバクバクいうてる。
つい数日前までの元気が嘘の様な転落だ。

2月13日(火)…MRIと腰椎穿刺(ルンバール)

一向に良くならん。飯も食えん。
けど喘息まで悪くなると困るのは自分なので、牛乳だけ飲んで薬を飲む。
朝イチで頭部MRI撮影。
MRIは五月蝿いだけで寝てれば終わるので気が楽だ、
何度もやってて慣れてるし。ただ前と違うのは耳栓がある事か。
わざわざ詰めてくれようとしたんやが、いや結構、自分でできるよ…ありがとう。
そっと黄色いウレタンを受け取り耳に詰めて台に移動。
それでもがーがーごーごー五月蝿かったが、
鬱々してあまり寝れんかったから、検査中うとうとしてた。
30分ぐらいで終わって、病室で溜息の嵐。
あぁああ〜〜〜あと○時間かぁ〜〜〜…orz、と。
昼飯なんてとても喉を通らない。
ところで。
今日から看護学生の病棟実習が始まるのか、
実習用のピンクのナース服着た女の子がウロウロしてる。
可愛いじゃねぇの。男の子も多数いる模様。
皆頑張れ。
+++   +++   +++   
嫌でも時間は過ぎてしまう。
2時頃になるからーって言われてたんやが、こんな日に限って時間通り来やがるorz
まぁ嫌がってても仕方ない。サクっと終わらせちゃって下さい。
ふと見ると、学生のお嬢さんが医師の後ろで死にそうに青い顔で心配そうにこっちを見ている。
オイオイそんな悲壮な顔するなよ…どんな検査か知らん患者さんやったら不安がるぞ。
そんなわたくしたはそれ見て落ち着いたけど。頑張れ学生さん、おれさまも頑張るからと。
うぃーん、とベッドをめいっぱい上げた状態にして、体を右下にしてダルマさんポーズ。
シート引いた上に茹でたエビのように丸っこくなって、背中を出す。
まだ足りないのかちょっとズボン下ろすねーと半ケツにされた。
自分の膝抱えた状態でヘソを見る体勢を取る。
なるべくコンパクトにまとまった方が痛くないから、自分でちっちゃくちっちゃくなってみた。
あとはKに言われた通りひたすらじっとしてた。
消毒しまーす(おそらく腰は真ッ茶ッ茶)ってこの時が一番緊張する。
ひんやりしたところにまずは麻酔。
麻酔打つ時、医師が「歯医者さんの麻酔打つから」と言うたんやが…
分かり易く言うてくれたつもりなんやろけど…ゴメン、余計解らん。
は?歯医者?ってなったし。
しかしこの言葉は意外と効いた。
歯医者の麻酔めっちゃ効きやすいのよ。
神経抜こうが痛くない。鈍感な奴なのね…
一種催眠効果のような…まあそれなら大丈夫か、みたいな気になった。
常套句としてチクッとしますよー、って言われるけど…
点滴打つ時が『チクッ』なら『ッヂヂヂヂグッ』って感じ。
それが2発。
グーッと押されるような感覚で、痛い!!ってなったのは最初の1発目だけ。
あとは麻酔が効いてたので検査自体はビビッてたほども痛くなかった。
最初の1発も、どおおおおぉおお刺さってる痛っっ……い…か…な?ぐらいやったけど。
ひたすらKに言われた通り動かないように動かないように心がけ、体に力が入らないように深呼吸深呼吸。
この段階ではすでに痛みの峠を越してて、妄想してた。
痛みに生理的な涙が流れたのだが、ちょっと感動。
「おぉおおお!!これがBL小説とかで受っ子表現によく使われてる
“生理的に流れる涙”かぁあ!!!」
と。実にくだらん。
検査中はずーっと頭に立海ソングがエンドレス。
負ーけてーはならーぬー♪と。
今回は選曲間違えんかった!
賢いおれさま!
胃カメラでの教訓は十分生かせた。
あの時は頭の中
「くーるーしーみはまだおーわらないー♪(バースデー)」
ってうっかり流れ出してやな…
何か精神的に追い詰められた。
今回は負けない!と心の中で掟ポーズ。
麻酔がしっかり効いてたから、穿刺は全く気付かず。
励ましてくれてたナース…恐らくは体を抑えて監視要員やったんやろけど、
バカ正直にじっとしてるもんやからやる事がないのか手を握って頑張れ頑張れ言うてくれてた。
その子が「わー綺麗」って言うたから、あぁもう採取してんねやって思えたぐらいやし。
綺麗って事は頭の調子も大丈夫って事だな。一安心。
はい終わりましたよーって腰にでっかいテープ張られて、そのままうつ伏せで1時間安静。
ほっと一息。
じっと動かんかったから一発で針入ったんや、よかったねー頑張ったねーってナースも言うてた。
フム…やはりKの言うた通りだった。
上手な腰椎穿刺<ヘタクソナースの点滴
ラッキーな事に、麻酔が効きやすい俺。
そして一発で針が入った、という事で怯えていた程の痛みはなかった。
もっと叫びだすほど痛いのだとばかり思ってたからね。
が、あまり気持ちのよいものでは無いのでもう二度とやりたくない。
苦しみは胃カメラのが上。
痛みは目のレーザー治療のが上。
恥ずかしさは鼻カメラのが上。

そんな感じで検査終了。
同室の方も2週間ほど前に受けたらしいんやが、腰椎穿刺。
担当医同じやのに、死ぬほど痛くて先生もう止めてって何回も言うたって言われて
かーなりビビッてたんやが…なんで、アッサリ終わったよ?
痛い、苦しい、辛い検査を楽に受けるには患者側の協力も必要なんやろな、と思った。
今日の教訓→腰椎穿刺は動くと痛い

2月14日(水)…ホルター心電図検査

腰椎穿刺は無事終わったのだが、ハッキリ言うて今のが痛いorz
麻酔もすっかり切れて、激しい鈍痛が……
じっと座ってられへん…
しかし半ケツイモムシ状態でじーっとベッドに横たわりながら。
考えた事はやはり「幸村ブチョーもこの屈辱的なポーズとらされたのか」
いや、恥ずかしさでは鼻カメラのが上やと思った。千葉自身はね。
あのマヌケ面は自分でも見たくない有り様やと思う。
いやいや、普段からマヌケ面ってツッコミはさておき。
半ケツイモムシの幸村ブチョー………想像できなさすぎて逆に笑える。
頭は相変わらずガンガン痛いけど、久々にちょっとだけ体が楽になった。
でも時々やってくる激しい動悸に口から心臓が出そうな感じ。
喉元までドキドキしてる。
昨日の腰椎穿刺の結果は、「正常値に戻ってますよ」
は?
え?もう?
Kには何事かって驚かれたけど、なんだよ千葉も吃驚したんだよ。
普通しばらくは、蛋白値が高いままらしいんやが…もう正常に戻ってるって。
元々症状が軽かったからかもしれんし、値が上がらん人もおるからもしかしたら上がってなかったんかも、
とりあえずよかったね、との事。
まぁ良いのなら安心だよ。
で、今日は24時間の心電図を録るそうな。
大丈夫やと思うけど念の為、と。
念の為念の為ばかりだ…ふぅ。
けどまぁここまできたら疑わしい部分は一掃してもらった方が気が楽だ。
どうせ申請すれば金返ってくるし。
今のうちやっといた方がお得だ。

これが記録機械。ここから線が5本出てて胸やら腹やらにつけてあるの。
こんなもんでどうやって心電図録るんだ?謎。
気になるほどでもないんやが、テープ回る音がするのね。
それが結構…地味に監視されてる気分になる。
しかも便所だ飯だといちいち記録用紙に書くのが面倒だ…
丸一日これに監視されて生活。
検査技師の方が面白くて、
「(機械入れておくバッグが)ウェストポーチ型とポシェット型あるけど、どっちがいい?」
まるでショップ店員の様な口調。
でも中身は心電図。
腰にくくりつけるのは厳しいので、肩掛け型にした。
折角足の調子良くなったのに、穿刺の痕が痛くてまた小鹿状態で歩いてるからね…
世の中はバレンタインらしいが、今年は関係ないな。
真田の力いっぱいのバレキス聞いて、カズキのブログでバレキス引用の文章見て爆笑しただけだ。

2月15日(木)…相変わらずの頭痛地獄

頭いーたーいー(|| ̄□ ̄)アー
ポケー(゚-゚)ーッ…
ずーっとしんどかった週前半よりはマシになったが1日こんな感じ。
ポケー(゚-゚)ーッ……
何でやー薬の副作用とかもあるんか?謎。
腰椎穿刺前から頭痛かったし。
普段頭痛持ちでない俺にはキツい。
風邪引いても生理でもあんま頭痛くならんし。
それ以外は元気です。
飯は相変わらず食う気が起きず点滴に繋がれたままやが…
気持ちだけは沈まんように、笑いながら過ごしてる。
色んな笑いを…フフッ
可愛い看護学生眺めてみたり。コッソリと色んなキャラに頭の中で着せてみて萌萌してみたり。
シチュエーション萌なら理学療法士田口とかたまらんよ。
あの笑顔で「ホラ頑張って!」とか言われたら…
そりゃもうあっちからもこっちからも力が漲るってなもんだ!!
……とまぁ…下らない妄想をしてみたり…

2月16日(金)…とりあえず点滴が外れた

同室の人が入れ替わり、一気に平均年齢が跳ね上がった。
千葉一人の若さなんてヘの突っ張りにもならない程に。
何て言うか…… 何かもう…滅入るorz
ただでさえ閉鎖空間で陰鬱なのに。
頭痛いのに病室内でナースが大声やし(耳遠いから)
まあしゃーないけど。
それに音楽聴いてる時間が結構長いので、気にしないようにしてた。
しかし…先週の予定やと明日退院やってんけどなぁ…あれ?
とりあえず点滴は外れて万々歳。

これ、夜中にやってた点滴。
よく見ると『AJINOMOTO』って書いてある。
へー作ってるん味の素だけちゃうんや、って笑った。
昼すぎ、予定外に伯母が見舞いに来てくれて吃驚。
平日やが一人で来てくれたらしい。
着替えたり売店連れて行ってくれたりと色々助かった。
母親いない分、その姉二人(オカンは5人兄弟)が色々世話を焼いてくれる。
この伯母やら従姉は親父とも親戚やから気兼ねなく色々お願いできていい。
俺も遠慮なく甘えて色々お願いしてるが……
あんたが結婚する時もおばちゃんらが世話したるから何も心配せんでもええで
って宣言されてて若干ゾッとしたり。
いや、ありがたいんですけどね…ね………
食欲は相変わらずで体重がついにマイナス4キロ超。
健康的に痩せれてたら万歳三唱やねんけどなぁ…
理想体重になったらこんなに細くなるのか、と脚を眺めて思ってみたり。
ほんま痩せたなぁ……けど色がとんでもなく不健康。
青白いっていうか白いっていうか。
日本一嬉しくないダイエットだ。

2月17日(土)…出口が見え始める


病室からの景色。
5階やから見晴らしはいいよ。

ワイドビュー。天気がよければ良かったのに。
ずっと座ったままでいると、とんでもなくしんどい。
横になってるとしばらくは楽なんやが、寝返り打つとクラクラする。
頭の痛さは相変わらずで、肩も凝りに凝っててだんだん耳詰まってきてるし首腫れてるし。
胃もたれ、激しい動悸も相変わらず。
でもそれさえなくなれば、家に帰れる!!!(大きくガッツポーズ)
病気自体は良くなってるので、週明け何もなければ退院だ(大きくガッツポーズ)
……との噂を聞いた。
医師から聞いたわけでなく、ナースの噂。
あと1球…あと1球持ちこたえてくれ…!!
あ、違う。1週、あと1週の我慢だ!!
でも頭痛が耐え難い苦痛。
食後すぐ横になると胃が苦しいのでしばらく座ってたんやがー…
あまりの痛みに一瞬意識飛んだし。こんなん初めてやー…
ロキソニン貰って飲んだが全く効かず。
夜中に腹が痛くなったのだが、一人で立ち上がれず久々にトイレまで連れて行ってもらった。

2月18日(日)…ついにヤツを挿入

今日から新戦隊か…
ズッキーとアラヤンが出てるので、頑張って起きて朝飯に出たバナナをもそもそ食しながら見る。
いっそ理央様がチャイナ着ればいいのに(真顔)
可愛すぎるよ悪の総統。
そっと懐から汁でも出してやろうかって悪い顔してても可愛い。
マンペはやっぱチンペと同じ顔、声なんだな…
でも顔はマンペのが好きだ。
ズッキーはまだ今のところ日本一役立たずな可愛いレッド。
まぁ去年がアレやからな…あのチーフやからな……
今は病院で早起きできるから見れるが…家帰ってから毎週早起きは出来んだろな。
休みの日に辛すぎる。
午前中従姉2がやってきた。
よく来てくれてた従姉の下の従姉。その下が千葉。他は全員男。
母方の親戚は皆仲良いのです。
ずっと気になっててんけど仕事忙しくて来れんかったーと。

食欲なくてもこれなら食べれるやろーといちごを持ってきてくれた。
おぉおお(*●Д●*)おおおおぉ(無我の境地)
こんなでっかいいちご!!
スーパーで売ってないよ!貧乏人の口には入らないよ!!
所謂“見舞いのお品”でしかお目にかかれない箱に入った本物のあまおう。
食欲ないけどこれは食った。
ただ大きいから2個食ったらもうお腹いっぱいって感じやったが。
えらい早い時間に来たんやなぁと思ってたら、
午後から姑の入ってるコーラスクラブの発表会を観に行かねばならんとの事。
「行くも地獄、行かぬも地獄…(溜息)」と言いながら帰っていった。
何を気ぃきかせてんか知らんが一桁台のチケットを寄越されてしまったらしい。
寝る事もできん、喋るなんてとんでもない、ただ退屈な時間を2時間半も我慢せねばならんのだと。
アッチャー………大変やなぁ…
旦那さんは病気についてネットで熱心に勉強したらしく、どんな治療法をしたんだ?とか
どんな状態なんや?とか質問攻めにあったので「知らんわそんなん私に聞くな」と一蹴して出てきたとな。
この辺が似てるよな…流石親戚というか。
えらい心配してくれてるらしく、ほんまは一緒に来たかったと言いながら先に発表会の会場に行ったらしい。
すっげー寡黙で大人しくて何考えてるか解らん人やと思ってたが、優しいのな、旦那さん。
皆聞いた事ない病気やから各自で色々調べたみたい。
闘病記とか公開してる人は大抵重症の方やから、ほんまに心配してくれてた。
ごめん、こんなに元気です……
いらん心配かけたなぁと反省。ちゃんと説明すればよかった。
もう動けるし力も戻ってるよって。
千差万別、十人十色な病気やからな。
いちご食って色々話してたらナースがやってきて、
「これさっき言うてた鎮痛剤ー」と座薬を持ってきてくれた。
喘息あるから使うの懸念してたんやけど、我慢ならんから座薬頼んでたんだ。
忘れてた。そんで、今このタイミングで持ってこなくても…
「どうする?自分で入れる?しんどかったら入れてあげよか?」
けけけけ結構です!!!自分でできますから!!ご心配なくありがとう!!!
二次元三次元で人様の息子さんを尻丸出しにして晒してるからこんな目に遭うのか。
あぁ恥ずかしい。今の俺にはできないです、尻を突き出す行為は。
自分でできるんやったらーと、
いちごのパックの真横に座薬を置いていった。

………( ̄□ ̄; )………!!
もそっと置き場所考えてくれよぅ…まだいちご食うつもりやのにorz
ご丁寧に袋開けてくれてあって、ちょっと銀色のパッケージからコンニチハ状態やし。
嫌だ嫌だと言う従姉を励まし送り出した後、自分で座薬入れてホッとしたら
今度は伯母と叔父夫婦がやってきた。
示し合わしたように同じタイミングで来るなぁ…
今丁度従姉帰ったとこやでって笑った。
昼飯時、ほとんど食欲なくて食う気なかったが、
食え食え言うので頑張って2割ぐらい食った。
だんだん座薬が効いてくれて、頭痛が引き潮の如くサーッと引き始めてくれた。
ので、叔父夫婦に付き添ってもらって頑張って病棟内をお散歩。
長く直立してるとまたしんどくなるけど。
皆帰ってから、今度は座薬の副作用で胃痛に悩まされる。
頭痛は随分楽になったってのに…
痛いというか重いというか気持ち悪いというか。
まぁ胃の具合が悪いのはいつもの事なので、我慢できなくはない。
兎に角今は頭痛が楽になった事のが嬉しい。
+++    +++   +++   
が、この日から夜中に恐怖体験をするハメに…
同室のおばーちゃんが、真夜中ずーっと誰かに喋りかけててマジ勘弁。
「仲良くしましょー」
やら
「こっちにもいてはる」
とか
「 えらい別嬪さんやー」
「 よーけとお友達がおるねぇー」
「男はみんな男前ー女はみんな女前ー」
そして歌い始めて「よーいよい」とお遊戯を始める…
何が見えてるのおばーちゃん!!
マジで怖いから止めてくれ!!!
ヒィィィィ((((゜д゜;))))プルプル
折角体調戻ってきたってのに…眠れない…
普通に五月蝿いとかなら気にせず寝るんやけど……
内容が内容だけに…恐怖に震え上がった。

2月19日(月)…頭痛からの解放

やっとこさ頭痛の波が引き潮気味。
ちょっとずつ食欲も戻りつつって感じだ。
結局マイナス5キロ。
体脂肪率もだいぶ減った。
今までどこにそれだけの肉があったというのか。
とんだダイエットだな。
昨夜のおばーちゃん、昼間いびきかいて寝るんなら夜中寝てくれorz
ほんまに怖いから…他の場所ならともかく、病院やと相乗効果で怖さ倍増や。
ただのせん妄症状ならええんやが、ほんまに何かが見えてたら…怖いよマジで。
今病室に90オーバーのおばーちゃんが二人おるんやが、なかなか凄い。
意識確認や点滴の本人確認の為にナースがよく年齢を尋ねてるんやが…
「おいくつですかー?」
「ろくじゅうーさんー…」
「えらい若いなー!wおばーちゃん93歳やー」
すごいレベルの鯖読みっぷり。
90年も生きてると鯖の読み方もケタ違い。

うちのばーちゃんも大概やけどな……
同じ酉年の俺とばーちゃん。
「お前とは何周りちゃうんや?2周りか?(素)」
何でやねん!!
それ親子レベルの年の差!
おれさまいくつやねん!アンタいくつやねん!
さて、只今バラエティに富んだ病室に入ってるんやが、同室に7歳の女の子がいるんよ。
今日色々お話をして仲良くなった。
お友達にしてくれるらしい。
「お友達になってあげる」って。
そりゃオトモダチやなくて子分って言うんだよ…
ナースにすげぇ上から目線って笑われたし(笑)
しかしこれがなかなか可愛いのだ。
小ウルサい、言う事聞かんジャリは苦手やが…お利口さんで可愛いなぁと和み中。
やっとこさ山を越えて退院も間近に迫ってきた。
今週中ええ日に退院しましょうか、と。
荷物も多いし迎えが必要やから、家族の方と相談して下さいと言われた。
あと少しの病院ライフ。
子分…じゃねぇや、お友達と励まし合って乗り切ります。

2月20日(火)…再び(||・A ・)

よっしゃ今日は頭痛ないぞーっって起き上がったら、何故か息が苦しい。
おかしい…と思って熱測ったら37.3℃。
…あれ?風邪?
同室に風邪で入院してるおばーちゃんが2人おってね、伝染ったかorz
折角良くなったのに次から次へと…
風邪薬どうする?って聞かれたけどこれ以上飲みたくないし。
自力で乗り切る事に。
何としても今週中、できれば水、木あたりに退院したかったのに折り合いがつかない。
医師も忙しいのか何なのか、ええタイミングに回診にけーへんし…
とりあえずナースに木曜か金曜に帰してくれと伝えておいた。
夜、突然足先が紫になって氷のように冷たくなった。
今まで冷えなんてなかったのに…
病気とは直接関係ないから心配ない、とりあえず自分で温めててと言われた。
さて。ギラン・バレー症候群は、厚労省指定の疾患、所謂難病。
まだまだ解明されてない部分が多いので患者は研究材料にされるらしい。
『神経疾患における自己抗体の検討』の研究に関する説明と協力のお願い』
という書面を渡された。
(費用は公費が負担してくれるから)タダの検査ですから、って医師は説明してくれた。
まぁ断る理由もないし、後学の為にも協力署名したよ。
最初に診察受けに来たときに採取した血液を冷凍保存してるから、
それを大学病院に持って行って研究に使うとな。
大笑しそうになったし。冷凍保存とかしてんねや、と。
何ヵ月後だかに検査結果が出るらしい。
もっと笑いそうになったのは、この研究で知的財産が発生しても患者には属さないって書いてあった事。
色々言うてくる奴出てくるんやろなぁ………もし研究が特許なんて取れた日にゃ銭出せの何のって。

2月21日(水)…熱が下がらん(゚∀゜)アヒャ

元気は元気なんやが、熱が下がらん。
37℃前後をウロウロウロウロ。
熱からくる体のだるさ以外はすこぶる元気。
長い間座ってても体が重くなる事も少なくなったし。
座って過ごす事も増えた。
と、いうより意識して座るように励む。
ずっと寝転んだままやと家帰った後しんどいし。
足は関節、筋肉痛が酷くて相変わらず小鹿状態。
麻痺はないんやが……ひと月ほど歩いてないだけでこうなるんか。
力は弱いながらに動くだけでもありがたい。
医師は診察時、だいぶ力入るようになりましたねって言うてくれるんやが…
元々の力の強さを知らんからそう言えるんだ。
3割、4割ぐらいの力なんだよ、これ。
たぶん小柄やから勝手なイメージで力加減想像してくれてるんやろけど…
ごめん、おれさま、意外とすごいんだよ、力。
他の女性がどうかは知らんが、元の状態から比べるとひ弱。かなりひ弱。
そんなこんなで力加減に苦労してる。
物落としたり足が変な方向進んだり。
やってるつもり、が意外と出来てなかったり。
あぁ、あとすっげービビッたのが水虫。
足の指の付け根が真っ赤になって皮がめくれ上がってる。
ちょっこれ…水虫?!嘘だーっっ誰かに伝染されたか?!
って慌ててナースに訴えたら、あぁ大丈夫これ水虫ちゃうよー肌荒れてるだけやから
と言われて一安心。よかった……ほんまによかった…
そして夜になってやっと熱が37℃下回った。
これで帰れるか!!!

2月22日(木)…退院決定

初めておはスタなるものを見た。と、いうより見れた。
こんな早い時間起きれないよ!!と思いつつ…瀬戸丸見る為に。頑張った俺。
ごふっっ(吐血)こここここれに出てるどれよりも可愛い…
何だこのたまらんカワイコチャンは。
ネコこわーいって逃げ回る瀬戸丸も、可愛い可愛いって抱っこする瀬戸丸も…
可愛い。可愛すぎる。何このたまらんコラボ。にゃんこが戯れてるよ…ハァハァ
内容は大して覚えてないが、瀬戸丸の愛らしさはしっかり覚えてる。たまらん。
ってハァハァしながら見てたら、ナースがやってきて「明日退院やってーおめでとうー!」って。
ちょっ…早いな。まだ7時すぎやぞオイ。
とりあえずあちこちにメール打った。明日退院、と。
それから飯食ってベッドの周りを片付けて、今日明日いらないものは鞄やら紙袋に詰める。

さらば病室。世話になった!!
20日ちょっとの入院生活やが、何や荷物が多い…
暇潰しグッズやら何やらモロモロと。

うーんボケてしもたが…病室からの夜景。
結構キレイ。
入院して出歩き許可下りるまで外の景色も見れない状況やったからな…
テレビもあんまり見んから外界から切り離されてた。
カーテン閉めっぱなしの中でひたすら耐える、みたいな。
それでも前向きに乗り切れたのは周りの人の支えがあってこそ。
あと今回は退院後の楽しみが2つ。
GIG祭があったのも大きい。
どらぁああああ(超ライジング)負けねぇ!!
何が何でも絶っっ対3月10日までに退院する!みたいな。
8年前はラクリマライブやった。
人間って結構単純。目の前の楽しみがあれば、どうにかなる。
どうにもならなそうやったら、どうにかする、根性で。
何にしても、たくさんの人にありがとうって心の中で絶叫した。
どうにかする、根性出す為にも周りの支えって色々必要なわけでだな。
精神的にも身体的にも金銭面でも。
元気そうにしてても体が全然ついてきてない時もあった。
が、絶対に「何で自分がこんな目に…」と表に出して悲観しないようにした。
だってそんな悲劇のヒロインぶってもしゃーないし。
ハイハイ、無駄な事はしない。そんで俺のキャラじゃない。
言うたところで、なっちゃったもんはどうにもならん。
病気になったのは誰の所為でもないし、自分の所為でもない。
前向いてないと、前進する為前に足が出ない。

これ退院証明書ね。
治癒じゃないらしい。
まだ治ってないんかい、って笑いそうになった。
これからもちょいちょい病気の影響って出ると思う。
千葉はどこかの魔王様のように超人じゃないから退院して即テニス、とか元気な事できんし。
まぁボチボチとね。
焦ってあれもこれもって思わず、ゆっくり前向きに歩くしかないのね。



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