闇宵紫昏 設定資料
作中の訳の解らん言葉の説明です。
- 四聖・鹿鳴【しせい・ろくめい】
京の町外れにある高い塀と堀に囲まれ外界から遮断され独自文化の根付いた廓。
洋の東西を問わず、美男美女が集まる場所で、日本であって日本でない場所。
所謂遊郭ではなく、様々な見世の集合体であり、塀の内は独立した一つの国のような仕組みとなっている。
独自の法度がしかれている為に幕府であっても手出しできない。
その為に厳しい掟で街が守られている。
街は大きく分けて四つに分かれていて、
北に玄武(最低位の見世が集まる地域)
東に青龍(商店の並ぶ地域)
南に朱雀(居住地、歓楽街)
西に白虎(居住地、歓楽街)
があり、 六本の大通りにより十六区画に仕切られ碁盤状になっている。 - 花小屋【はなこや】
四聖鹿鳴独特の見世。芸事に長けた少年が美しく着飾り接待する料亭。
客は男女問わず、上流階級者の社交場となっている。 - 四色の華【ししきのはな】
花小屋『四季』の頂点に立つ冬色、春色、夏色、春色の四人の華の総称。
それぞれ位に見合った部屋数を与えられ、そこで宴席を設ける。
部屋数が多い程位が高いのが見世の仕来り。
現在の最高位である松の位の華は五部屋を持つ冬色。 - 花蕾【からい】
次代の華候補。 - 萌芽【ほうが】
花蕾より更に下の位の少年。見世の下働きが主な仕事で、
その合間に様々な芸事を身につける。 - 唖手【あしゅ】
華の側近。世話係以外に恋人である事もしばしば。 - 手回し【てまわし】
座敷の準備全般を指す。 - 持ち部屋【もちへや】
華が接待をする為の部屋。華は部屋の数で位が決まる。 - 弐助【にすけ】
花蕾が大座敷で接待するお座敷。華の席と比べて安価で受ける事が出来るので人気がある。 - 部屋遇い【へやあしらい】
特定の部屋を持たない花蕾が、空いている部屋で個々に接待する事。弐助より更に上の位のお座敷。 - 天生【てんせい】
四季の特枠地位。上方生まれの者にのみ襲名の許される地位の事。虹色【にじいろ】、月色【つきいろ】、雨色【あまいろ】、風色【かざいろ】、雪色【ゆきいろ】等。
位に差はないが、基本的に欠番で他の者が跡を継ぐ事はないが、稀に連続して同じ色名を使う事もある。
唯一永久欠番となっているのが四季の創業者である華色【はないろ】。 - 華影道里【かえいどうり】
上客の店の屋号を宣伝する目的で華が大通りを練り歩く事。 - 艶名【あでな】
華の源氏名。この名で呼ぶ事は一位の上客にのみ許される。
大抵は大金を積んだ上客が名付けるが、華と唖手で名付ける事もある。 - 華寄席【はなよせ】
上客で華の取り合いになった場合、芸の披露をして祝儀が高かった客が華を借りる事が出来る。
四聖・鹿鳴
だいたいこんな感じ。
花小屋『四季』見取図
だいたいこんな感じ。